日常的非日常

日常のハレだけ拾っていく。

歌詞考察:クリア・スカイ


PIERROT - クリア・スカイ

元日日付変わった直後の衝撃から早6か月。いよいよandrogynousが始まってしまう。

ツイッターではあれこれ企画やらプレゼン大会やら、楽しい話がてんこ盛りの中で、自由研究を発表されている方がいらして。

 

twitter.com

 

すげーーーーー!!!!!!

めっちゃたのしいーーーーー!!!!

そして興味深いーーーーーー!!!!!

 

そんなわけで、便乗すべくわたしも自由研究してみた!

といってもあまし時間もなかったので、過去の研究発表というか。

昔、それこそJKの時にした友人との共同研究。こんな機会でもないともう口にすることもなさそうなので。

 

 

そんな感じで。

 

 

ANDROGYNOS開催記念 

歌詞考察:クリア・スカイ=FINALE について。

 

 

 

そのままです。

クリアスカイという曲は一曲がアルバムFINALEそのものである、というもの。

 

発想の根拠としては

その昔ピエロの公式サイトのバイオグラフィに各曲の一言コメントみたいのがあって、それに「クリアスカイのクリアはニュークリア(核)という意味もある」的な事が書いてあり(もはや淡い記憶なので詳細間違っているかも)

 

リリース時によく言っていた「一本の映画のようなアルバム」「シングル曲は今までと意味合いが変わる」

 

クリアスカイはアルバムバージョンで歌詞の追加があるのだから、追加するには意味があるだろうと。

 

そして、シングルバージョンに比べて、曲のアップダウンが減って平坦な印象を持ったんですよね。地続き的な。一つに繋がる的な?

それから辿ると、案外結び付いてきたぞと。

 

 

詳細を。

 

とその前に。

これらは17~8年前の記憶です(書面で保管していなかった。ワープロ打ちだよ当時)(てかぅわぁそんな昔…)雑誌などの出典がかなりあやふやです。uv総集編は確認したけど、その他切り抜き達はどこに行った。

そんなで出典についてはご勘弁いただきたい。研究のくせにな…

 

そんな感じで(二度目)

 

 

 

クリアスカイの歌詞からなぞります。

 

冒頭の「澄み渡る空に~」は1曲目「FINALE」

(潰し合う下等な生き物→海に沈めたばかりの進化できてない生物のアダムとイブ)

 

「切れ間ない青は~」は二曲目「ハルカ・・・」

(終わりの前触れ→ひび割れた大地で君と終わる世界を眺めていたい/いつの日か時空を超えて出会えるように)

(冒頭もFINALEから繋がってる→アダムとイブが荒れ狂う海原で産まれた命)

 

「怯えもせず決まりを破る~」は三曲目「CREATIVE MASTER」

(決まりを破る遺伝子たちは~→コピーを繰り返し増殖しな/キリトが当時何かのインタビューで『遺伝子(ミトコンドリアだったかな)の動きがビリヤードのようだと本で読んだ』という発言)

 

「無残な歴史を~」は4曲目「カナタへ・・・」

(ハルカ⇔カナタヘのループ)

 

「この腕はいつか~」は5曲目「ECO=SYSTEM」

(傷はいつか君を守る強さに変わるの?)

 

「ノイズの中狂い始めた~」は6曲目「MAGNET HOLIC」

(電飾に彩られた街→機械仕掛けの街。全体的なデジタル感)

(君に話しておきたいこと~落ち着いて聞いていて→これから壊れてく世界に突入する)

 

「壊れてくこの世界で~」は7曲目かつクリアスカイと対比的な印象の「MADSKY」

(壊れてくこの世界→MADSKYの世界)

(ライブの時にサビでこぶし突き上げるのっていつからでしたっけ?)

 

「約束のあの丘」は8曲目「SACRED」

(見失った聖地)

(降り注ぐ灰の雨に~寄り添いながら眠ろう→眠る場所さえない)

 

「悲しげに見降ろしている~」は9曲目「ICAROSS」

(見降ろしているのは、地上に別れを告げて太陽に近づいたICAROSS?)

 

「わずかな望みは僕だけに読み取れるから」は10曲目「ラストレター」

(「ラストレター」を読み取れる)

(ICAROSSの生まれ変わっても重ねてく償い)

(ラスト(last)には「続く」という意味もある→当時ネオブレでリスナーからの指摘に「いいところに気が付きましたね」的な発言あり)

 

この次が11曲目、アルバムバージョンの「クリア・スカイ」

 

二度目の「壊れてくこの世界~」が12曲目「CHILD」

(僕は母なる~君がまだ来ないから→壊れてくこの世界で迷わず待っていて)

 

NewBorn~はその後の世界。当時インタビューでも、CHILDで完結、と言っていたので、FINALEとは別物と解釈。

 

 

と、そんな感じ。

やべぇ詳細結構忘れてる。当時点と線がつながったぜ!!!みたいな感じで話してたはずなのに。

あと今振り返って、ラスレの「舞い上がる砂嵐に~」の砂嵐もICAROSS的異国情緒(中東?的な異国)(ICAROSSギリシャ神話だけどさ)の印象あるなぁ。日本で砂嵐って言ったら、鳥取砂丘か校庭かくらいの印象だし(それだけ?)じっとりした国だからあんまないよね。

もう一つ、大地を蹴る鋼鉄の救世主は祝福の黒い鉛の天使なのかしら。そうするとCHILDともうちょっとちゃんとつながるぞ。

 

 

もちろんこれが正解だ!なんていうつもりはないし、キリトが何をどう考えて歌詞を書いたかわからない(そして正答はおそらく口にすることはない)けど、そんな解釈もあるんだなー、くらいに受け取ってもらえればと。受け取った人の思いと考えの数だけ歌詞の世界は広がるのだと思うし。

 

クリアスカイリリース時(というかデビュー時)デビューだからどうってことはない、みたいなこと言ってた(当時メジャーデビューったらそれなりに大騒ぎだったしな)けど、デビューシングルに、仮にこんな思惑が多少なりともあるなら、クリアスカイってすごい大事な曲なんだなぁ、と当時しみじみ思ったものです。

ライブでガンガン頭振る曲ってわけじゃないけど、外せない曲だよなぁ。

あとPVの短編映画を詰め込んだ感好き。あとで全部繋がってるよ的な。DQ4的な。

しかし今思うと、シングルバージョンでやったのって1年弱だけだったんだな。あのAメロのアップダウン激しい感じ好きだったんだけどな。

 

 

以上で終了。

あの丘で、恐らくやるでしょうし。

そもそもどんなピエロが見れるのか楽しみ。ディルも楽しそうだし、どんな戦争が起きるのやら、楽しみでなりませんな。

 

本当、生きていると何が起こるかわかったもんじゃない。

人生捨てたもんじゃないな。

 

 

 

(まさか一生ナマで聞く日は来ないと思ってたメギドの丘聴けるかもしれないチャンスだってのも地味に相当ポイント高い)(人生何が起こるかわからないもんだな)